奇抜な演出で物議を醸したパリ五輪の開会式。キリスト教やヨーロッパの歴史に詳しくない日本人としては、どこか他人事のようなところもあった。しかし、フランス人の怒りの声を聞いていると、やっぱりフランスは壊れてるんだと感じる。
フランス人のうぃむさんが、あの開会式に込められているメッセージを解説してくれている。個人的に気になった点を紹介。
アヤ・ナカムラ
金色の衣装を着たゴリマッチョな黒人女性歌手。アヤは本名らしいが、ナカムラは芸名だという。彼女はマリという国からの移民らしいが、日本のことが好きなわけでもないのに日本人の名前を使っているところに、うぃむさんは怒っている。フランスでは、何年も日本ブームが続いているらしい。アニメ、漫画、ラーメン、武術、お弁当・・・とにかく、日本文化が大人気らしい。ナカムラさんは、そんな日本文化を自分の歌の売上のために利用していると。
さらに、彼女の歌がひどいらしい。きれいなフランス語ではなく、若者が使う下品な言葉に自国の言葉を混ぜていて、うぃむさんも理解できないような歌詞らしい。歌の内容も、エロやヤリマン(うぃむさんが言っているw)とかで、おしりブリブリ(うぃむw)したり、踊りながら股間をずっと触ってたり、とにかく下品で下品で下品らしい。
生まれも育ちもフランスで、きれいな言葉を使う歌手がいくらでもいるのに、わざわざこんな下品な歌手を使って、これがフランスだ!と披露したことに、うぃむさんの怒りは爆発。極左に牛耳られたマクロン政権が、多様性をアピールしたいがために彼女を採用したんだと、フランスのメディアでも議論にはなったようだが、メディアは政府の判断を擁護。
マリー・アントワネットのシーン
マリー・アントワネットらしき女性が斬られた首を持って歌うシーンがあった。ロイヤリティ(王族?)を追い出せ、首を斬れと歌っているらしい。その後、建物から血が吹き出すような演出があった。うぃむさん曰く、フランスの極左政治家達はこのシーンで、社会主義や共産主義が力を持つためには、血を流すような暴力を使ってもいい、みたいなメッセージが込められているらしい。
LGBTQ達のシーン
最後の晩餐のように、テーブルに並んだ奇妙な人達について、デブの女、黒人の女、ドラァグクイーン、子供、ゲイ、こういうクズ、くだらんやつらばっかり・・・と遠慮のないうぃむさん。最後の晩餐は、キリストが処刑される前日に弟子たちと食事をしたシーンを描いたもの。キリスト教徒じゃなくても、神聖なシーンだとは理解できる。それをこんなゲテモノパレードに仕立て上げたことへの批判は、Xでも多く見られた。これはフランスじゃない、恥だと言っている人もいた。後に、バチカンも怒ったぐらい。
うぃむさんは、宗教や信仰というのは伝統だと言っている。日本人も、神道や仏教を信じていなくても、伝統としての儀式は大事にしている。神社やお寺での参拝、葬式や墓参り、お正月やお盆やお彼岸、などなど。長い歴史の中で大事にしてきた伝統をバカにすることは許されない、と。靖国神社に放尿した輩がいたけど、あれと同じだね。
最後の晩餐の中に子供が含まれていたことについて。日本では、裏切り者のユダのポジションにアジアの子供が据えられたことに不快感を持った人が多かったが、うぃむさんの解説はそんな甘いもんではなかった。極左の人間達は、子供と性的なことをするのもOKという考えを持っているらしく、それを表現しているのだと。
ディオニュソス
青い肌の裸のおっさんが、何かの料理みたいに登場したシーン。局部を花だか果物だかで隠したような姿で。あれは、ギリシャ神話のディオニュソスだそうだ。ディオニュソスとは、ワインとエクスタシーの神様だそうで、大勢の人とキメちゃう印象として使われることが多いらしい。
その青いおっさんが・・・
完全に裸やったら銃隠せない~♪あなた達の考えてることが分かるけど、いいアイデアじゃない~♪裸やったら誰でも貧乏でも金持ちでもない~♪(共産主義の考え方)細かろうがデブだろうが、みんな裸は一緒~♪(極左の考え方)生まれた瞬間と同じ姿で生きる~♪裸で~♪みんな一緒に裸~♪裸裸~♪簡単に言うたら完全に裸~♪完全に裸~♪
(訳:うぃむさん)
と、歌っているらしい。書いてて、笑けてきた。
極左の侵食
うぃむさん曰く、ヨーロッパは極左に荒らされた。アメリカも荒らされたが、今は立ち直ろうとしている。日本も狙われている。極左に侵食されてしまったら、そう簡単には取り戻せない。そうならないように気をつけないといけない。
開会式の監督「トマ・ジョリー」
ユダヤ人、ゲイ、42歳。
うぃむさんは、ユダヤ教の神の原型となった黄金の子牛のことについても触れているが、どこに出てきたか記憶がないので割愛。あと、聖火をトランスジェンダーなのかドラァグクインなのかわからないような人に渡したシーンについても、クズのやつ、狂った趣味のあるやつに、自分達の歴史や伝統を引き渡すというイメージに見えたと言っていた。
This is France!
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) 2024年7月26日
これこそがフランス!
・・・・・w