Maca Quest

とりあえず、Bluesky始めました

スマホの無い生活で得られるものとは

ドラマ「不適切にもほどがある!」で、スマホを落としてしまい、レストランでの支払いもできず、誰かに連絡することもできず、詰んでしまうシーンがあった。令和の人間達は、スマホがないと窮地に陥るのだ。

 

少し前に、芸人のやす子さんが、スマホ無しで100時間生活をするという番組を見た。やす子さんは一日10時間以上スマホを使っていて、一番割合の高かったのはSNSだが、音楽を聴いたり、Uber Eatsを利用したり、マネージャーとスケジュールを共有したり、さすがZ世代という使いこなしっぷり。

 

いざスマホを没収されると、大好きな音楽を聴くことができず、CDプレイヤーを購入。今までコレクションとして飾っていた大好きなアーティストのCDを泣く泣く開封することに。情報を得る手段がなくなり、新聞を購入。地図アプリが使えないので、地図を購入。Uber Eatsが使えないので、自宅で料理。スケジュールも、手書きの紙で管理・・・と、今まで簡単にできていたことが一気にめんどくさいことになっていた。

 

それでも、タクシーでの移動中に外の景色に感動したり、夜は早めに就寝したり、料理を楽しんだり、少しダイエットできたりと、スマホがないことで得られた時間を楽しんでる様子を見せていたやす子さん。しかし、公園で遊んでいる子供とママの様子を見ていると、結婚への憧れや将来への不安がこみ上げてきて、涙ぐんでしまうシーンもあった。

 

完全にメンタルやられてるやん。

 

スマホが娯楽ツールだった時代とは違い、今は何をするにもスマホは必需品だ。それを完全に取り上げることに、どれほどのメリットがあるんだろう。番組では、スマホ脳の専門家があれこれ言っていたが、正直胡散・・・あ、いや、凡人には理解が及ばなかった。やす子さんは100時間をスマホ無しで過ごした後、無事に元の生活に戻っていった。喜びを爆発されるやす子さんを見ていると、複雑な気持ちになった。

 

ちなみに、私の一日のスマホ利用時間を見てみると・・・18分。一番利用が多かったのは、玄関のオートロックを解除するアプリ。まぁ、今日はほとんど外に出てないので、こんなもんだ。外に出た日は、PayPayが一番上に来る。私のスマホは、鍵と財布の役割がメインである。iPadの方は、1時間39分。こちらは、たまにSafariPinterestInstagramを見るのに使う。生活の大半を占めるゲームやYouTubeはテレビを使うので、テレビの利用時間となると10時間ぐらいになるんじゃなかろうか。やす子さんとはタイプは違うが、ネットが切れるとたちまち生活が苦しくなるのは同じだ。

 

文明は手放したくない。