兵庫県の斎藤知事は、議会を解散せずに「失職」を選んだ。個人的には議会解散を選ぶと思っていたので、意外な感じはする。
斎藤知事は、よく自分の実績をアピールしている。知事の給料を下げたり、公用車を格下げしたり、大学の無償化をしたり。そのあたりは、テレビでもよく報道されている。しかし、兵庫県の天下り改革についてはあまり触れられない。
兵庫県は、定年を迎えた職員が外郭団体などへ天下りすることがまかり通っていたが、斎藤知事は、65歳以上の県職員OB65人に対し退職を求めた。要するに、県職員を定年退職した後、外郭団体で幅を利かせていた老害達の排除を目指したと。それが、古い県職員やOB達の反発を招き、クーデターを引き起こしたんじゃないかという見方もある。亡くなった方の所属団体も、問題があると監査から指摘を受けていたようだが、死人に口なし。反論も弁解もできない相手を責められない。だから、斎藤知事は奥歯に何か挟まったような言い方しかしないんだろうな。たぶん、もっと言いたいことはあるんだろうな。
知事は、高校生から手紙をもらった話をしていた。手紙を受け取るところは、テレビの映像にも残っている。手紙には、世間から厳しい目が向けられるとは思うが、屈せずに続けて欲しい旨が書かれてあったとのこと。ネットでも熱い支持の声というのはあるので、兵庫県の闇をよく知ってる人達は斎藤知事を推すのかも。
なんにせよ、新たな知事を選ぶ選挙が開催される。自民党も維新も、候補者の選出に苦戦しそうだし、乱立すればするほど知名度の低さが不利になりそう。となると、芸能人候補者とか出すしかない?まさかの石丸?w
とりあえず、兵庫県の今後が楽しみ。