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とりあえず、Bluesky始めました

バカリズム脚本ドラマ「侵入者たちの晩餐」

バカリズム脚本のドラマ「侵入者たちの晩餐」を鑑賞。家事代行業者で働く二人の女性が、社長の脱税の噂を耳にし、タンス預金を頂くために社長宅に侵入する話。二人では不安だからと、サスペンスドラマ好きな友達も一人加えた三人で出陣するのだが・・・

 

脱税疑惑は単なる噂でしかないのに、社長が元売れないグラビアアイドルだったことや、不倫して芸能界から消えたことなどで、どんどん悪人扱いしていく感じが、よく見る光景で笑える。最近の芸能界も、とんでもない疑惑がかけられて、事務所も本人も事実無根だと言ってるにも関わらず、引退にも追い込まれかねない騒ぎになっている人がいる。人間は、悪人と認定した人には制裁を加えたがるものなのか。

 

いざ、三人が社長宅に侵入してみると、タンス預金はまったく見つからず、それどころか慈善団体に寄付をしてることが判明。結局、すごすごと退散することになる三人だが、罪悪感から何かプラスになることをしようと、再び社長宅に戻り、部屋を隅々まで掃除し、冷蔵庫にあった賞味期限の近い食材で料理を作り、自分達で食べるという謎行動に至る。そんな様子を陰から見ていた別の侵入者達がいた。そこへ、旅行に行ったはずの社長が帰宅し、侵入者達が全員バレるのだが、社長は彼らの罪を全て許し、被害届を出さないと言う。なぜだ・・・

 

元売れないグラビアアイドルの社長役は白石麻衣乃木坂46というグループのエースだった人だ。紛れもなくトップアイドル。とても清楚で綺麗な人だし、汚れたイメージは無い。そんな人だからこそ、この役はナイスキャスティングだった。しかも、なかなかの名演。

 

最終的に、許されたはずの侵入者達の間に綻びが生じ、警察沙汰になっていくのだが・・・物事は最後まで冷静に判断しないといけないな、と考えさせられる結末となる。Netflixでも配信されてるので、ぜひご覧あれ。